2007年4月13日 (金)

やっぱりPARISが好き

 「どこかに行きたいな~。」
 そう思い立ったとき、とりあえずこの街を思い浮かべるひとって多いはず。 心なしか、懸賞旅行の特典にも挙がってることが多々な気がします。(笑)
 さてさてそれはナゼなのか?
 
1_156  18人の監督の手で描き出されたそれぞれのPARISの5分間。 それが、たぶん答え。
 ということで観てきましたヨ。 『PARIS, Je t'aime』
 去年のカンヌでオープニング上映された頃から、はやく観たい!って思っていたお待ちかねの作品でした。 何処を切り取ってもcinématographiqueなパリがどう描かれるのでしょ???
 Pick UPされたのは次の18quartier・・・
 
 1区 チュイルリー par ジョエル&イーサン・コーエン
 2区 ヴィクトワール広場 par 諏訪敦彦
 3区 デ・ザンファン・ルージュ par オリヴィエ・アサヤス
 4区 マレ par ガス・ヴァン・サント
 5区 セーヌ河岸 par グリンダ・チャーダ
 6区 カルチェ・ラタン par オービュルタン et ドパルデュー
 7区 エッフェル塔 par シルヴァン・ショメ
 8区 マドレーヌ界隈 par ヴィンチェンゾ・ナタリ
 9区 ピガール par リチャード・ラグラヴェネーズ
 10区 フォーブル・サン・ドニ par トム・ティクヴァ
 12区 バスティーユ par イザベル・コイシェ
 13区 ショワジー門 par クリストファー・ドイル
 14区 14区 par アレクサンダー・ペイン
 16区 16区から遠く離れて par ウォルター・サレス
 17区 モンソー公園 par アルフォンソ・キュアロン
 18区 モンマルトル par ブリュノ・ポダリデス
 19区 お祭り広場 par オリヴァー・シュミッツ
 20区 ペール・ラシェーズ墓地 par ウェス・クレイヴン
 
 『パフューム』が異常なデキだったトム・ティクヴァ監督ナタリー・ポートマンがカワイイ10区や、笑いたいような笑えないようなコーエン兄弟の1区エピソード。 ゲイの街マレを描いたガス・ヴァン・サント作品では、ロン毛になってたギャスパー・ウリエルくんに見とれたり♪ アンデルセン童話をもじったストーリーで、息子を亡くした母をジュリエット・ビノジュが演じる2区の諏訪作品。 『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド(イライジャ・ウッド)主演、8区のヴァンパイア・ストーリー。 ファニー・アルダンの存在感に圧倒される9区 ピガール。 あそびすぎヨ・・・(笑) ドイル監督の13区。 脚本にヤラレタ! リュディヴィーヌ・サニエ出演の17区ナドナド、見どころもりだくさんなのですが、個人的に「Je t'aime」だったのは、16区とか14区の物語。
 「16区から遠く離れて」 我が子を想うラストの母親の目線が印象的でした。
 そしてオムニバスのラストに登場する「14区」。 主演はアメリカから来た中年のおばちゃんデス。 『ミリオンダラー・ベイビー』でディズニーランドで遊んでたあの母親役のひとらし。 郵便配達でコツコツお金を貯めて、フランス語講座に通い語学勉強。 そしてようやく6日間のパリ一人旅にくりだした。・・・で?!ってオハナシ。
 の都パリ。 の街パリ。
 憧れこがれてやって来た胸のたかまり。 でも何かしらうまくいかなくて、劣等感を覚えたり、ドッと疲れて公園のベンチで一人サンドイッチをほおばってため息ついてみたり。 ま、そこである日大切なことに気づく。わけなのですが・・・
 きっと誰もがそんなふう。
 雑誌で紹介されているオサレな”PARIS”なんかより、ホンモノのPARISがそこにありました。
 結局のところ、『PARIS, Je t'aime』でありながら、この作品はそこにやって来る人々の賛歌なのかもしれません。 そして私たちもまたそのパリの一員にいつだってなれるはず。。。 そういう寛大な街だから、みんなに愛されているのでしょうね♪
 みなさんだけのPARIS物語、探し出かけてみられては~? 
 
 公式サイト: パリ、ジュテーム.   

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2007年4月 6日 (金)

ある鼻男の一生

 空港。 どこかの国へ降り立った途端、いずこも異なる香りが漂ってくるように思います。
 中国なんかはほのかに八角のニオイ。 熱帯国は独特のむぅっとした空気がたちこめ、アフリカなんかはスパイスの香りがそこらに充満しておりましたが、パリの空港。 ココは香水の香りがどわーーーっと香ってくる気がします。 モチロン数種類の香水が一気に飛び込んでくるので、ヨイ香りとは言い難いものがありますがケドね・・・。 そんな香るお国フランスを舞台とした作品『パフューム ある人殺しの物語を観てきました。
 
 原作はヨーロッパでは大ベストセラー作品である、パトリック・ジュースキント『香水』
 18世紀 フランス。 華やかな貴族社会と背中合わせにあった庶民の暮らし。 その最中にあるパリの胃袋、悪臭たちこめる魚市場で産み落とされた ジャン=バティスト・グルヌイユがたどる”香り”が引き起こした悲劇の物語です。
 この小説の世界観に魅せられ、スコセッシや、スピルバーグも映画化を希望していたこの作品。 しかし結局白羽の矢が立ったのは、ドイツの新鋭監督 トム・ティクヴァ監督でした。 このひとの『ラン・ローラ・ラン』を観ましたが、実はあんまりすきではなかったので、どうなのでしょう???と不安気に観に行ったところ、ガコーン! 返り討ちに遭いましたワ。 むぅぅ。・・・お見事!!
 
1_150  おそらくこの作品を映像化することで、最も危惧されるグルヌイユの処刑シーン。
 本で読んだときも衝撃的でしたが、750人だか800人のエキストラを使い、周到すぎる用意をして撮りあげた映画のシーン・・・まるで一枚の絵を見ているようで圧巻でした。
 なんでまたこんなことに?
 そう思うより前に、その”香り”を嗅いでみたい。 一瞬で人々を魅了するその香水ってどんなだろう? とどんどんどんどんイメージがふくらんでくるようなスゴイ絵。
 なんでもスペインの舞踊カンパニー:ラ・フーラ・デルス・バウスが手がけたシーン作りらしいです。 どうりで芸術的なワケだ☆
 さらにこのシーンでは原作より一歩踏み込んで、グルヌイユの人間性みたいなものも描き出されています。
 何が彼を猟奇的殺人へ走らせたのか?
 そしてその想いは、せつなく悲しいラストシーンへつながってゆくのですね。。。
 
 この映画の妙は、キャスティングにもアリ☆
 調香師バルディーニのハンカチさばきぶりがイケてる ダスティン・ホフマンもさることながら、なんといっても主役のグルヌイユを演じた新人俳優 ベン・ウィショーがすばらしいです。 原作のイメージまんまのグルヌイユを魅せてくれました。
 嗅覚が異常にすぐれた鼻男・グルヌイユを演じるにあたり、ベンは本能のままに動く獣の動きを参考にしたんだとか。 誰ともうまくつきあえないからいつもおどおどしているのに、やたら敏感なヤツ。 そういう油断ならない男を見事に作りだしていましたねー! そして自分では気づかないうちに、愛情をずっと求め続けていた。どこか淋しそうな顔つきだとか、とにかくカンペキでした。
 クサイ言い方ですが、愛を求めるがゆえに取った行為・・・それが自らの悲劇につながろうとは、本人も読者も観客も思い及ばなかったのではないでしょうか? ラストにきてようやく、彼の名前がなぜフランス人の大好物”グルヌイユ(フランス語で「カエル」)”なのかがわかる仕掛けになっているのですよ。 いやー、ラストのラストまでスゴイ作品。
 ”究極の香り”をただただ求めた、悲しき淋しき鼻男の一生。 みなさまもぜひ観てみてください。 っていってもそろそろ公開終了カモ・・・。
 
 
 たとえばパリをお散歩中。
 革命時から残るパッサージュ:サンジェルマン・デ・プレのCommerce-St-André通りや、サン・ミッシェルの古ーいそしてせまーい道 Rue du chat qui pêcheにたたずんで、クンクンクン・・・鼻男・鼻女となり、昔そこに息づいていた人々の暮らしをしばし想うなんてのもいいかもしれませんネ♪

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2007年3月24日 (土)

亜細亜☆オジ対決

1_140  ちょこっと前になりますが、『エレクション(黒社會)』を垣間見てきました。 香港金像奨4部門を独占受賞した作品ということで気になっていたんですが、単館上映。しかもレイトショーだけだったので、ちょっとアセっての鑑賞。レポも遅くなってしまいました。
 公式サイト: 『エレクション (黒社會)』 (日本)
         『黒社會 election (香港)
 
 原題を見てのとおり、香港”黒社會”を描いた作品なのですが、邦題通り”選挙(エレクション)”のハナシ。 ドンパチはチラッと見せるだけで、会長選挙に向けてひたすら暗躍する二人の候補者の権力闘争を描き出したものでした。
2_118  黒社會も政治家社会と同じく、派閥がモノをいう社会。 人望も篤く、冷静沈着なロク(任達華 サイモン・ヤム)につくか、成り上がりの新勢力。カネで票を買いあさる男・ディー(梁家輝 レオン・カーファイ)にのってみるか・・・揺れる組織。
 
   香港映画でボスか警部だといえばこのひと任達華
 
 いつものごとく銃撃戦満載のアクション映画に仕上げることもできたテーマなのに、監督の杜琪峰(ジョニー・トー)は地味ーに魅せ、見かけの派手さよりも、欲望・野望、貪欲さ等人間の内面を浮き彫りにする手法を取ってきたようです。 ・・・なのでその分、リアリティが感じられましたネ。 内面を表現するとあって、役者ひとりひとりの演技がズシッと重たくて、シブい! 逆光を活かしたシーンとか特にカッコよかったです。
3_77  家輝。ジャン=ジャック・アノー作品『愛人』で凛々しい中国紳士を演じているより、チンピラ演ってるこのひとが断然すきカモ。(笑)
  
 ( 聯合報
 
 忠実な弟分・古天樂 (ルイス・クー)もキチンと画面で拝見したのははじめてですが、目ヂカラのある俳優さんですねー♪ 続編「以和為貴」での活躍が期待されます。 まぁ、とにかく女が一人も出てこないので、男だらけの作品。あ。一人大Dの奥さんがいたケド・・・(笑) 余計な部分はまったくなく、じっくりいぶしぎんに仕上げてくれているあたり、コッポラ監督の名作『ゴッド・ファーザーⅡ』を彷彿させるような映画でした。 ←アレ?ちょっと誉めすぎ??
 
 香港のオジたちはいぶしぎん。でいて、ちょいワルなのがステキ☆
 黄秋生(アンソニー・ウォン)も忘れてはならないちょいワルオジさまの一人です。
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 ( 南方網娯楽
 
 秋生さんは、杜琪峰監督の『放・逐』にもご出演されてるそうで。。。
 かつては”人肉饅頭”なんかもこさえてましたネー♪プププ。
 
 対して、台湾のオジさまたち。
 ただいま、何気に観ていたはずの 『求婚事務所』 にハマってて・・・。(笑)
 6_5 5_11
 
 
 
 
 
 
 
 「第5章 致命的吸引力」で登場する、張國柱(チャン・クォチュー)
 王家衛作品でもお馴染みの張震(チャン・チェン)のパパ。 『流星花園』では西門の、『MARS』では零の父役を演じてらっしゃった台湾ベテラン俳優さんです。 『求婚事務所』にも出演されてるんですが、コレがまたナカナカでして・・・♪ 張震パパの魅力再発見☆
 
 台湾のオジさまといえば、侯孝賢映画の常連 高捷(ガオ・ジェ)もハズせません。日本のオジ・高倉健 似のシブさを兼ね備えた俳優さんです。
 ちょいワル香港オジに対し、台湾のオジさまはちとお品がよろしいようにお見受けします♪ どちらもそれぞれステキですねー。
 大陸のオジさま。わが国日本のオジさま俳優さんで、対抗できる方ってどなたになるんでしょ?? よろしければお寄せください。

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2007年3月23日 (金)

わかりあいたい わかりあえない

Babel_2  昨年のカンヌで監督賞に輝いた
 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督『BABEL(バベル)』 。 試写会に連れて行ってもらい、二足お先に観てきました♪
 
 
 モロッコの少年が発砲した一発の銃弾。 その事件はモロッコ、メキシコ、日本3カ国を結び、悲劇の連鎖への引き金となる・・・。
 オムニバス映画といえばその通りなのですが、ロバート・アルトマン監督の『ショートカッツ』や、王家衛監督作品のようにそれぞれのストーリーが錯綜しつつ進行するので、テンションは常時め! 「ひゃー・・・これからどうなるの?」ってトコロで、場面が移動していくので、目が離せません。 
 三ヶ国三様の”BABEL”模様。
 どれも息づまるストーリーばかり。。。 アカデミー助演女優賞にノミネートされただけあって、菊池凛子の演技が印象的でした。聾唖の娘・チエコが恋する刑事(二階堂 智)も、ちょっとヨカッタです♪
 個人的には、モロッコのリチャード(ブラピ)&スーザン(ケイト・ブランシェット)夫妻の”BABEL”にハラハラハラ。
 モロッコの砂漠の街。実はむかーし行ったことがありまして。。。ハハ
 モロッコ観光の目玉といえば、なんといってもサハラ砂漠☆ ということで拠点の街・ワルザザートってところへ向かいました。 モロッコはフランス語も通じるので、ちょっと油断してたのカナ。 絨毯屋でかるーく軟禁状態(爆!)に陥ったことを思い出します。 絨毯屋ってコワイんですよ。部屋の壁いっぱいに絨毯がかかってて、その奥からゾクゾク人が出たり入ったり・・・何人いるねん?ってやたらとブキミ。 アラビア語だかベルベル語でひそひそやられるとことさらコワイです。 でもそこは大阪人。「銀だ。」「2万だ。」とふっかけられたティーポットを、1/10の価格まで値引かせることに成功♪ トドメにレシート切らせてお店を後にし、翌朝ガイドを置き去りに、早朝バスで友達とマラケシュへ高飛びしたものです。
 スーザンのような目に遭っていたら、どうなっていたことか・・・
 今まで行った場所のうち、最も”BABEL”を感じたところ。サハラの砂漠の小さな街。そういう街の乾いたにおひを思い出しながら、我が事のように”通じない”恐怖を体感しました。
 
 映画はそのタイトルの如く、最後までひとつにまとまることはなく、わかりあえないままエンドクレジットを迎えます。
 でもそれこそこの映画のテーマたるもの。
 ”わかりたい デモ わかりあえない”
 言葉が通じない。心も通じ合えない。そんな世界で、たった一人でも”わかりあえる”ひとがいる。それだけで幸せなのだ。と、痛いほど感じるシーンも数々。
  死に直面したとき、ようやく絆を取り戻せた夫妻。
  どうにもならない孤独に陥った娘の手を握る父。
  兄のため父のため、一人で投降して行く少年。
  すべてを失い、祖国へ帰った母をやさしく抱きしめる息子の胸。
 天に近づこうとした愚かな人間たちは、神によって分けられてしまったけれど、それでも一人ぽっちぢゃないよ。と。そうポジティブに受け止めたい。そんな作品です。 公開はまだ先ですが、みなさまもぜひー☆
     
 公式サイト: 『BABEL』 (バベル).   

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2007年3月18日 (日)

輝けるフランス女たち

 毎年ヨコハマで華やかに開催されているフランス映画祭
 今年は東京・大阪の会場も加わり大々的に開催! とは知っていたけど、そのままにしておりました。 「カトリーヌ・ドヌーヴ来日」のニュースを見て、あ。来てたんだー。と、のんきにチェックしたのが昨夜おそく。
 大阪会場でもオープニングセレモニー! ゲスト来場!!
 で、あわててチケット手配したらとれちゃった♪(爆) 大阪・なんばまでは来てくれなかったドヌーヴの新作観がてら出かけてきました。
 
Photo_168  『輝ける女たち』
 
 以前、 フランス男たちの挽歌 でフランスオジたちのいぶしぎんを語りましたが、フランス女たちも負けてません!
 し・か・もフランスを代表する女優 カトリーヌ・ドヌーヴエマニュエル・ベアールの競演ときたら、ゴーするしかないカモ。
  
 ストーリーは、南仏ニースにある古いキャバレー「青いオウム」のオーナーが亡くなるところからはじまります。 彼の死をきっかけに疎遠だった家族が再び会することに。。。 
 この「青いオウム」。ノスタルジックな装飾でかなりいい雰囲気のキャバレーなのですが、ココの看板歌姫・レアを演じるのがベアール。 『8人の女たち』に続き、歌ってますー♪ 葬儀にこっそり現れたドヌーヴもあながちお店と無関係のひとではなさそうですヨ。ま、観てからのお楽しみということで・・・
 
 二度の離婚歴を持つオーナーの息子と元妻たち。 離婚したての娘に、10も年下のカレシがいる息子。。。 一緒に過ごすうち、なおざりにしてきた過去のわだかまりが少しずつ少しずつ解き放たれ、皆が新しい一歩を皆が踏み出すまでを描いた物語。
 はじめは日曜ヨル9:00に放映されてるありがちなドタバタファミリー劇なのかなぁ。と思って観ていたのですが、途中からなにやらじんわり。 いくつになっても家族は家族。年を経てまたちがったあり方ができるものなんだなぁ。とあったかい気持ちになれる作品でした。
 この作品の原題ってLe Héros de la Famille(家族のヒーロー)”。 さてさて観られた方の目には、どの登場人物がヒーロー(中心人物)に映ったのでしょう? 公開は4月頃だそうですので、よろしければ確認してみてください。
 
 
 ・・・と。
 この映画を観る前にオープニングセレモニー@大阪があったわけで。。。 0_6
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1_66  『逃げろ!いつか戻れ』のレジス・ヴァルニエ監督(たぶんそう・・・)と、 『情痴アヴァンチュール』 の主演女優 リュディヴィーヌ・サニエがホスト役となり、代表団を紹介してくれました。
 リュディビーヌ・サニエはフランソワ・オゾン監督の秘蔵っ子。 かわいいかわいいと思っていたけど、ホントにかわいいひとですねー。 水色ワンピにフリルをつけて、白いソックス+丸トゥ靴でご登場☆ しかも生アシですよ。若っ!!!
 レッドカーペットでお出迎えしたとき、誰なのか?な野次馬さんたちにもそのスタイルは「かわいいー!」と絶賛でした。 側まで来てくれたので、がしっと握手♪ 「Bienvenue Osaka(ようこそ大阪へ~)」トカナントカ言おうと画策してたのに、「コンニチワー」と笑顔で返され、ビックリ! そのまま「こんにちわー」と返しておきました。 まったく何のためにフラ語をやっているのやら・・・
 
 サニエは今年フランスで公開された 『Moliere. にも出演。
 ローラン・ティラール監督(←あやふや)となかよく握手を交わす姿がほほえましかったです。
 Moliere1 Moliere2
 
 
 
 
 
 
席が遠かったので
写真が暗いデス。
ザンネン。 
 
 
Photo_170  サニエもかわいかったけれど、
 いちばんかわいい女の子は、このこ。
 『CALL ME ELISABETH』のアルバちゃん。
 入場時も律儀に握手してくれてて、ニコニコうれしそうなのが印象的でした。カワイイー
 
 
 
 
Photo_171  ハナシそれました。
 お目当てがもう一方 ブノワ・マジメル
 サスペンスもの 『石の微笑』 フィルム・ノワール 『暗黒街の男たち』 。 今年は二作品が映画祭に出品されているようで楽しみです。 
 
 
 しかーし。ちょっと雰囲気が変わってて、紹介されるまでわかりませんでした。(笑) 細面の美青年。ってイメェヂだったのが、いつぞや暗黒街に染まっちゃったのかしら???
 
Flandres  カンヌでグランプリに輝いた
  『フランドル』 チーム。 
 ブリュノ・デュモン監督&主演のサミュエル・ボワダンです。
 なぜか仏男たちって黒のスーツがお好き・・・? 
  
2_54  
 オープニング上映された『輝ける女たち』チームも来阪。
 マリアンヌ役のジェランディン・ベラスも一緒にパチリ。
 劇中でベッド・ミドラーの名曲を披露してくださったので、『薔薇之恋』ファンとしてはドキドキでしたワ。 フランス語ヴァージョンも新鮮ですネ♪
 
 ナドナド・・・日本人監督も含め、十数名が大阪なんばに大集結☆
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 最後は大阪のミナサン、ありがとう。」と、来場者にニホンゴでお礼を述べ、去ってゆかれました。
 
 フランス映画祭@大阪の開催は3月20日まで。 この機会に新作フランス映画を堪能してみられては~?
 
 公式サイト: フランス映画祭 2007   

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2007年3月16日 (金)

さくら

 ん。
Photo_272  フォトグラファー蜷川実花の初監督作品
 『さくらん』
 蜷川実花さんの撮る写真って、前々からすごく好きで、コレがウゴキ出したらどうなるの?って興味+安野モヨコ原作+豪華キャスト陣+椎名林檎的音楽。 これだけ揃っておもしろくないワケがない! 江戸時代の民俗文化って元々興味があったし、まさにドンピシャな作品☆ 監督の舞台挨拶があるというので、ガブリ寄って公開早々ゴーしてきちゃいました。
 
 先週からわいのわいのとなにやら騒がしかったので、遅くなってしまいましたがレポレポです。
 
 タイトルの”さくらん”を見てもわかるとおり、この作品のキーワードとなるのが
 さくら
  ・・・花魁 花魁 おいらん さくらん?
 吉原には咲くことのない桜が咲くとき。ココから出れる。自由になれる。そう信じる遊女・きよ葉の物語。 公開したてなので、ストーリーについて触れるのは野暮というもの。 ネタばれないよう気をつけますネ。
 
 蜷川監督は映画を撮ったことについて、「”写真家”という枠がゆるーくなってきたとき、タイミングよくお話が舞い込んだ。」とおっしゃってました。 ちょうど今から1年前がクランク・インだったそうなのですが、撮影前はガタガタにキンチョーされたようで・・・「その山がどんくらい高いのかわからないのに、登る。そんなキモチ。」だったそう。 でも撮影が始まってみれば、前へ進むしかないわけで。。。サクサク(?)ロケをこなしていかれたようです。 このあたり同じく初監督に挑んでらっしゃる台湾の彼のひとを想いながらしみじみと聞き入りました。
 
 今作を見て思ったのは、蜷川監督のチカラ。人を魅せるチカラ。集まってきたキャストやスタッフがちょっとブッ飛んでて(笑)一見すると ・・・時代劇なんだよね?って思うような布陣しいてるんで、スゴイな。って感じました。
Photo_167  きよ葉は女衒(ぜげん)に連れられて吉原の大門をくぐる・・・お馴染みの冒頭で、すでにその大門が!くす。スゴイいでたちになっておりましたワ。 花魁道中のきよ葉改め日暮(ひぐらし)の着物や帯がゼブラだったり、床の間に飾られるお花がヤケにモダンだったり。なにやらハチャメチャ。 でもそれが蜷川実花の映像とピタリ合ってるんですよねー♪ みんなで実花ワールドをトータルコーディネイト。チームワークみたいなものを感じました。 そういうものが映画の成功につながっているのではないでしょうか?
        劇場では衣装展も開催☆ きよ葉の同期・若菊さんのお衣装です。↑
 
 キャストも同じく、「実花ちゃんの作品なら、やるよっ!」とオファーに答えたきよ葉役の土屋アンナ。 原作から抜け出してきたようなまんまきよ葉ちゃん。 見かけのみならず、強気なんだけどその実弱い一人の女の子という設定までまんま演じてて、とってもカワイかったです。 花魁の役柄ということで、女らしくしなをつくってみたり、艶っぽくみせてみたりしなくてはならないのは必定。 TVのインタビューでおっしゃってましたが、「なんでもを意識して動くと、自然と女らしく見える。」んだそうです。 ハイmemo memo…
 縁のような不思議なめぐり合わせで出逢った清次役の安藤政信菅野美穂木村佳乃。。。おっと、忘れてならない女将役の夏木マリー。 どちらかというと、”花魁”のイメージからは遠いイメージに見えた女優さんたちでしたが、文字通り体当たりの演技に圧巻。冒頭、粧ひのラブシーンにはちょっと度肝抜かれました。。。 これだけ魅せてくれたのも蜷川実花のチカラの成せるワザ。遊女の手口ぢゃないけれど、女優さんに対する手練手管をお持ちなのカモしれません。
 
 吉原モノの映画といえば、思い浮かぶのは五社英雄監督の『吉原炎上』。 廓の女たちがかなしくて、でも美しくてだいすきです。
 時代を経て、今回は女性監督が描く”吉原”。 押し倒して、帯といて、ハイ。みたいなお馴染み(?)のシーンは1カットもなく、遊女。オンナノコ目線での映画ということで、とっても新鮮な感じがしました。 ラブシーンのスタイル(?)も各花魁の性格や、その客との優越関係のようなものを表す工夫がなされているようですヨ♪フフ。 花魁役の女優さんたちも女性監督相手だとそういうおハナシも詰めやすかったんぢゃないのかなぁ。とか思ってみたり。
 『さくらん』を撮るにあたり、時代考証云々よりも、浮世絵を見たり、実際に吉原跡地をプラプラそぞろ歩いたり(笑)して、自分の目で見て、聞いて、感じたまんまを描こうとしたという蜷川監督。 「ある一枚の浮世絵に、遊女たちの休み時間を描いたものがあったんです。 火鉢の側でわいわいわいわい。 絵草子(今でいう雑誌)を回し読みしたり、煙管を吸ってたり、ネコをなでてたり、かりんとうをほおばってたり、客からの恋文を自慢してたり・・・。それを見たとき、ああコレは女子高と同じだな。って感じちゃって。 そういうのを出したいなー。と思って撮りました。」 。
 (爆)
 女子高。まさにまさに。 女の国という点では同じ。 そう思うと、時代云々一気に超え、キョリがちぢまるように感じますネ。 映画ではやたらかりんとうが登場します。これからご覧になられる方は、ナゼか皆がこっそり隠し持っているかりんとうチェックもお忘れなくー♪
 
 TVドラマの『大奥』見ても感じましたが、時代は違えど、やってることってみんなさほど変わらない。
 枠にはまらず自由に生きるきよ葉改め日暮。 世渡りのうまい完璧なキャリア・ウーマン 粧ひ。 落ち目になり間夫(まぶ)に捨てられてもすがってしまう哀しきオンナ 高尾
 三人の花魁たち。 どこかにいそうな女の子ばかり・・・って気がしませんか?
 時代モノとしてではなく、ひとりの女の子の物語として観てみたい作品です。
 要するに 文句があるなら、いつでもヴェルサイユへいらっしゃい のアントワネットと同じ趣向?
 
 公式サイト: 『さくらん』   
 
 
 <豆知識> ”間夫(まぶ)”になるのもタイヘン?
 間夫(まぶ)”とは、いわずと知れた遊女の恋人のこと。
 歌舞伎十八番『助六由縁江戸桜』に、遊女揚巻(あげまき)の「間夫がなければ女郎は闇。」というセリフがありますが、間夫を心の拠り所に遊女は廓でがんばっていたのです。
 間夫への愛の証に、刺青を彫ったり、小指を切り落として間夫へ送ったりしてたそう。そんくらいあちきはお前が好きでありんす。ということなのでしょうが、すごくコワイ。。。でもホントにそういうことやってたそうです。
 美しい花魁や遊女の心を虜にさせた間夫(まぶ)って果報もの・・・って思いがちですが、その想いが一筋だったりした場合、後がタイヘンです。 高尾花魁のケースしかり、万が一、他の花魁や傾城に心変わりしたとバレた途端、禿(かむろ)がその間夫を捕獲。 桶伏(伏せた桶に窓を開け、客を入れて道に晒す)刑に処したといいます。 こんな だったいうので、ものすっごく恥ずかしいものだったことでしょう。 またその客の髷を切ったり、鬢を剃いだり、眉を剃り落として復讐したりもしてたそう。。。 間夫になるのも、それはそれでタイヘンなのですねぇ。
 
 さらに<豆豆知識>
 今やコンビニでも売られている助六寿司 助六揚巻の恋からできたモノだってご存知でした? お稲荷さん(揚)+巻き寿司(巻)揚巻。なんだけど、まんますぎるのでその恋人の名前を取って”助六寿司”と名付けられたそうです。 シンプルなお寿司ですが、二人の恋を思って食べれば、味わいも深まりそう☆  

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2007年3月 1日 (木)

文句があるなら、いつでもヴェルサイユへいらっしゃい

 ・・・と耳にしただけで、どこの伯爵夫人の捨てゼリフなのかわかる方!
 そんな『ベルばら』大好きファンからはあまりウケがよろしくなかったり、カンヌではブーイングが起きてしまったり(お披露目時の様子は コチラ・・・賛否両論入混じりの新作『マリー・アントワネット』。 ちょっとドキドキしながら見てきましたー。
  
Ma_wp03s_1  
 とりあえずガーリー
 お花の模様。
 レースにフリフリ。羽かざり。
 
 
 
 ロココ一色の世界の中、だいすきなピンクとターコイズブルー、ときに母后も愛したテレジアン・イエローなんかも身にまとい、皆の視線を一身に。あまーいお菓子に囲まれて午後のティータイム。夜は賭け事なんかして、明け方近くまで大騒ぎ。たまーにパリへお忍びでお出かけしたり。
  手をのばしさえすれば、何もかも手に入ってしまう。
 そういう状況におかれれば、みんなマリー・アントワネットのようにはっちゃけちゃったハズ。 アントワネットがルイ16世からプレゼントされたという、ヴェルサイユのプチ・トリアノン宮をこの目で見たとき・・・そう思いました。
 今回ソフィア・コッポラ監督が描いたのは、そういう無邪気な一人の女の子の物語です。 ↓以下ネタばれもありますので、これから観る方はお控えください。 
 
 オープニングクレジットでいきなりやられた・・・。
 ロックな曲に、パンクなデザインのクレジット! これからはじまるのは、まちがっても歴史大作ドラマぢゃないワ。と、洗礼。 曲使いの点では、同じくパリの仮面舞踏会シーンでの選曲もぶったまげましたネ。 仰々しいバロック音楽でかしこまっているよりも、こっちの方がすんなりと。アントワネットがうきうきしている気持ちとか、身分とか儀礼とかそっちのけで楽しんぢゃえ!って雰囲気が、時代を超えて伝わってきてヨカッタです。
 現代風とのRemixは、小物にも。
 ズラーーーッと並べられた靴(Manolo Blahnik)。その間にコソッと、コンバースが映り込んだりする・・・そうです。 実は後でシリマシタ。がーん。
 うず高く積まれてるお菓子の中でもとりわけ目がいくマカロンは、 LA DUREE のもの。監督のお気に入りだそうですヨ。かくゆうワタクシもここのマカロンの虜ですー 
 
 いつもとチガウといえば、ダンナさま。ルイ16世も。
 ジェイソン・スワルツマン。ソフィア監督の従兄弟さん。 ローマン・コッポラのデビュー作『CQ』に出演されてたらしいですが、この方、ルイをとってもかわいーく演じてらっしゃいました。
 狩猟。そして錠前づくりにしか興味のない国王。今流行り(?)のちょいオタくんが錠前の歴史について、あつーく語る姿はなかなか。。。(爆) チビでデブで社交性のかけらもなく、アントワネットとはとってもぢゃないけどつりあわない男・ルイ。 フェルゼン伯との悪評に悩み、悲壮感すら漂うのが常のルイを、ただただ実直。ただただ不器用・・・というまっすぐなイメージで描き出していたので、好感が持てましたね。
 ルイがチャーミングすぎて、逆にフェルゼンがただの軽薄男に見えた・・・。アレ? ま、今回はアメリカーナが描いたロココな物語だったということで。。。 ホントのフェルゼンは Axel de Fersen. の往復書簡(Correspondance)でご確認を♪ 最後の最期までアントワネットを想い続けた真摯なフェルゼン伯の姿が垣間見れます。 Filmographieにさっそく今作も載ってきてました。はやいっ! 興味深々なので、ちょっとずつ読み耽ってみようと思ってます。
 
Ma_wp02s  そしていつもと全くちがう
 マリー・アントワネット。
 キルスティン・ダンストがラブリーに演じてくれました。
 
 彼女はウィーン(母后マリア・テレジアは、まさかのマリアンヌ・フェイスフル!)からお輿入れしてきたわけですが、キルスティン版のアントワネットの様子を見ると、アメリカ西海岸からやってきた女の子なんぢゃないかってくらいのLost in Translationぶり♪ 儀礼づくしのフランス宮廷生活を時にはくすくす。時には悔し涙で乗り越えて、一生懸命自作自演のオペラなんて歌ちゃう。そういうひたむきな姿がほほえましかったです。
 フランスではあまり評判のよろしくない王妃・アントワネットですが、私はやっぱりニクみきれないなぁ。 結局のところ、彼女はとっても素直なひとだった気がするから。思ったことをスグ口にしたり、やっちゃったり。 そしてやっちゃってから過ちに気づくわけですが・・・。(笑) そういうのって、アントワネットくらいの歳の女の子なら当然のこと。 異国の地で、国母にもなれず、淋しくて不安で孤独で。。。そういうことから逃れるようにどんどんどんどん遊んでしまった。 そして最も悲劇的なことに、母となり、王妃という自分の立場をようやく理解したその矢先、イチもニもなく断頭台に向かうしかなかった。。。 映画では宮殿に詰めかけた暴徒に対峙し、バルコニーで頭を垂れるシーンが見られますが、最後の最期のそのときまで、気高く、エレガントで、最も王妃らしく逝った。と伝記には記されています。
 そういう彼女の一生を見て、ソフィア・コッポラがなぜ映画を撮ろうと思ったのか。わかる気が。。。 『The Virgin Suicides』『Lost in Translation』の主人公たちと同じなんですよね。王妃の一生ではなく、時代を超え少女のキモチ”を描いたというわけ。 なので、少女時代にお別れを告げた瞬間に映画はエンドクレジットを迎えるのです。 
 『The Virgin Suicides』を思えば、最期まで描いた方がヨカッタんぢゃない?とも思いますが、それだと歴史背景を描かざるおえず、ただの歴史大作になってしまいかねないので、コレでワタシはヨカッタって思います。もう歴史は追わなくても皆わかってますから。(笑)
 ストーリーより、アントワネットが駆け抜けたデカダンな日々を満喫☆ ソフィアならではのメランコリな映像の下、AIRのふわふわした音楽が流れる中、夜明けまで騒いで、アントワネットと朝焼けを見たかのような気分になれましたヨ♪ほほ。
 
 映画の公開後、ツーリストが増えたというヴェルサイユでは、昨年よりマリー・アントワネットの香水を再現し、販売中☆ 「Ma Sillage de la Reine(王妃の残り香)は、王妃愛用品だけにお値段もそこそこです。(笑) 興味のある方は ヴェルサイユ宮殿 HP でチェックしてみてくださいねー。
 
 映画公式サイト: マリー・アントワネット.

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2007年2月15日 (木)

チョウシュウファイブ

 フィンガー5にゴレンジャー・・・5人揃うと、なにやら凄みが出るようで。。。
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  『長州ファイブ』
 
 
 日本の未来のため、
 命をかけて海を渡った5人のサムライたちの映画。
 束モノ+幕末好きにはこの上なくツボなおハナシ。
 ということで、さっそく観てきましたー。
 
 
 司馬本を読みあさり、幕末にハマったのはごくごく最近のこと。中でも長州(山口県)”はお気に入りの藩なのですヨ。黒船がキタ!というので、小船を漕ぎ出し、「連れてってくれ。」と勝手に留学しようとした(爆)吉田松陰先生を筆頭に、前のめりな感じがすき。一生懸命な感じがイイ。”ファイブ”はそんなアツイところから世界へ向け送り出された、5人の志士たちの物語です。
 
 1853年、ペリー率いる黒船が浦賀へやって来て以来、日本は開国派と攘夷派の間で揺れていました。大名行列が通過する際、誤って馬を進めてしまいその列を乱してしまったことで、英国人が殺傷された生麦事件。 長州志士による英国公使館焼討ち事件など、異文化を受け入れられない過激派による悲惨な事件が多発するばかり。。。
 そんな折、佐久間象山が孫子の教えを説きます。
  「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
 この故事に触発され、聞多(ぶんた)は藩へ留学の必要性を訴え、ようやく渡航が許されます。外国へ行くことは死罪にも値するこの時代。公式に行くのではなく、密航というカタチでの旅立ち。その禁を犯してでも英国行きを決意した勇気ある志士たち・・・
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  伊藤博文(俊輔)・・・後の総理大臣
  井上馨(聞多)・・・・・ 〃 外務大臣。
       いろいろモンダイも多かったヒトらしい。。。
  井上勝(弥吉)・・・・・日本鉄道開設に尽力
  遠藤謹助・・・・・・・・・造幣に尽力
  山尾庸三・・・・・・・・・日本工学の父
               日本初の聾唖学校設立者
 
 
 
 この5名が”長州ファイブ”と呼ばれた若者です。
  伊藤俊輔や井上聞多は、女好きだった・・・らしいですが、そのへんの描写も必要以上に描かれてましたね。(爆)
 
 渡航中にエイゴの勉強などしつつ、無事にロンドンへ着いたファイブの面々は、その文明の差に驚くばかり。はじめて見る”トレイン”に大ハシャギ! 「センキューベリーマッチ フォー エブリシング」 某メジャーリーガー井○サンもビックリなカタカナエイゴを使ってのコミュニケーション。部屋の前ではキチンと靴をぬぎ、カーペットで、イスで武士座りなどして話し込み、やんややんやする様子は、か・な・りカワイイです☆
 今まで、幕末の日本のタタカイを描いた映画は多かったけれど、幕末に外から日本を描いたモノってなかったカモ。 はじめてのロンドンで、見るもの聞くものすべてが新しく、わくわくしているファイブの様子がうまく描かれています。 彼らはロンドン大学で、造幣・造船・鉄道の技術を学び、”生きた機械”となって祖国長州へ帰るよう、文化を吸収してゆくのですが・・・
 知らない間に、日本はエライことになってたのですねぇ。。。(汗)
 お国の一大事に、俊輔と聞多は留学の半ばで帰国。謹助も持病が悪化し帰国します。2人になってしまったファイブはそれぞれ鉄道、造船の技術を会得し、5年後帰国。近代日本の礎を築いていったのでした。
 
 ラストのあたりは、妙にトントンと・・・。歴史モノにはつきものですが、”○○年後に▲▲”って感じでどんどんワープしていって、いきなり幕。でした。個人的には庸三の恋バナよりも、帰国してからのファイブのお話がもっと見たかったです。。。でもそれやると、一大巨編となってしまうのでしょうので、やはりムリなおハナシなのでしょうかねぇ。むぅ。。 
 
Photo_165  長州。もとい山口では先行上映なども行われ、盛り上がっているそうで。 
 昨年末、山口へ行った際、焼酎の銘柄にもなってましたヨ、ファイブ♪
 日本を変えるために、がんばった若者たちのこと、この機会に紐解いてみられてはいかがでしょう。
 
 公式サイト: 『長州ファイブ』

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2007年1月14日 (日)

フランス男たちの挽歌

 思い出したように、フランス語のクラスが今学期も開講。 思えば、すっかりなおざりになってしまってたような。。。今年は心を入れ替え、仏語もがんばります☆
 
1_39  鼻息の荒いうちに・・・と、帰りに公開したてのフランス映画『あるいは裏切りという名の犬』を観てきました。 やけにカッコいい邦題が付けられたな。って感がありますが、原題は『36, Quai Des Orfèvres』(オルフェーヴル河岸 36番地)。パリの真ん中シテ島に位置する、パリ警視庁の所在地を指すもの。ということで、当然舞台はココ、パリ警視庁なのです。
 監督は、元警察官だった経歴を持つオリヴィエ・マルシャル。長編2作目となるのが、本作です。
 監督もチラっと映画に出演されてますよー♪
 
 ただの警察モノだと、イマイチ劇場まで足が向きませんが、主演がダニエル・オートゥイユジェラール・ドパルデュー。フランス映画界を代表するお二人であると聞いたら、行くしかないっ!
 
2_93  ストーリーは、正義感の強い男と野心家の男。二人の警視の対立から始まる。罠や裏切り、そして復讐に至るまでの物語。
 堅実に仕事をこなし、仲間にも慕われ、家族を愛す誠実な男:レオを、ダニエル・オートゥイユ。野心が強いあまり、周りから疎まれ、レオへの嫉妬でいっぱいの男:ドニを、ドパルデューが演じています。
 この二人は少なくとも2度は共演しているはず。。。 かつては、マルセル・パニョル原作の映画『愛と宿命の泉』で共演し、南仏で泉をめぐる愛憎劇を繰り広げたものですが、その時は善玉悪玉が逆でしたネ。今回はその仕返しになるのでしょうか。。。
 余談ですが、『メルシィ!人生』というコメディものでも共演されてます。リストラ社会を一味チガウ角度から描いた楽しい作品。コレを観て、ダニエル・オートゥイユを見直したもの♪今回の『あるいは裏切り・・・』では、年をうまーく重ねてきた二人の名俳優がまた顔を合わせ、この上なくテンションの高い作品を作り上げてくれました。
 
 往年のまったりとしたフランス映画にはみられない、骨太な映画。1950年代後半~'60年代のフィルム・ノワールを彷彿する作品です。ストーリー展開もめまぐるしく、まるで香港映画でも観ているみたい。それもとりわけ”上質の”!なんせムダな伏線がひとつもないんですから、スゴイです☆ スゴイのでとにかく観に行ってみてください。・・・こう堂々と言えるフランス映画も今までそうそうなかったゾ。(笑)
 早くも、ロバート・デ・ニーロ&ジョージ・クルーニー主演として、ハリウッドでリメイクが決定している『あるいは裏切りという名の犬』。お見逃しなきよう。
 

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2006年11月27日 (月)

続・お目当てはプレゼンテーター(追記)

 元暢(ジョセフ)来日で、とんでたネタがもうひとつ。
 去年『イニD』でJayが新人賞に輝いたことも記憶に新しい、台湾の一大映画祭:金馬獎公式サイト )。第43回を迎える今年、11/25にできたての台北小巨蛋にて執り行われました。
 ノミネート発表時には、その結果に納得がいかない蔡明亮(ツァイ・ミンリャン)監督が以後の金馬獎不参加を表明するという残念な事件もありましたね。。。結局、陳可辛(ピーター・チャン)監督の『如果・愛( ィンター・ソング )』が12部門を占め、東京国際映画祭でも評価の高かった譚家明(パトリック・タム)『父子』と一騎打ちか?と騒がれてたけど、結果はいかに?
 
 ・・・第43回金馬獎 受賞作品一覧(抜粋)・・・
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 <最優秀作品賞> 『父子』
 <最優秀監督賞> 
   陳可辛(ピーター・チャン)
 『如果・愛』
 <最優秀主演男優賞>
   郭富城(アーロン・クォック) 
   『父子』
 <最優秀主演女優賞>
   周迅(ジョウシュン) 
   『如果・愛』
 <最優秀新人俳優賞>
   張睿家 『盛夏光年』
 <最優秀撮影賞>
   鮑徳喜(ピーター・パオ) 『如果・愛』
 <最優秀音楽賞>
   林強 『一年之初』
 <最優秀美術賞・衣装デザイン賞>
   叶錦添 『夜宴』
 <最優秀編集賞>
   陳博文・劉春秀 『一年之初』
 <最優秀視覚効果賞>
  故升忠 『詭絲(SILK)』
 <最優秀オリジナル脚本賞>
  寧浩 『瘋狂的石頭』
 
 パッと見ただけで、『如果・愛』の文字ばかり目につきます。でも作品賞は『父子』が受賞。各映画祭での評価が高いだけに、純粋に映画鑑賞してみたい作品です。(でもいっつもヨコシマな動機ばかり・・・ってワケでもないですよ。たぶん。。。) 『夜宴』『詭絲(SILK)』も視的に楽しめそう♪ そして出ました。Jayもハマった『瘋狂的石頭』!どれもこれもおもしろそうな作品ばかり。 でも個人的に気になるのは、『盛夏光年』。見たところ、POPでさわやか。新世代の映画という感じ。最近、台湾映画が低迷気味なので、こういう作品がどんどん出てきてほしいな。と願うばかりです。
 
 と、ここまで書いてしまってなんですが、お目当てはプレゼンテーターだったのですよ☆フフ 杰倫黄秋生(アンソニー・ウォン)の藤原とうふ店親子が最佳新演員のプレゼンテーターとして登場☆ まずは星光大道で、ファッションチェックから、いたしましょ~♪
 
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 いまだかつて見たことのないミリタリーコートです。(爆) そして秋生さんのデカタイにも注目。『イニD』日本プロモ時につけてた、『キャンディキャンディ』のアンソニーばり、デカ蝶ネクタイの記憶が甦ります。。。
 
 杰倫ご登場時は、パテさんはお色直しだったとかで、騒がれてた同台はならずでした。まだ気にし合ってるのかな?・・・しれっと出てほしかったかも。 受賞者を読み上げるにも、ネタをくってきた藤原親子に爆。 4_23 5_11
 
 
 
 
 
  
 そして見事に新人賞を受賞された、張睿家くん。・・・ン?どっかで見たぞ?!と思ったら、ドラマ『愛情合約』阿凱やーん!!!
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↑若人を見守る親子の図(爆)
 
 知ってるひとが出てくると、突然にわく親近感。いやーめでたひな。(笑) 着々と若い息吹きが育っている台湾。プレゼンテーターばかり追っていると、後でほえづらかくやもしれませぬ。
新浪娯楽ent.tom聯合報 )  
 
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 (11/27 PM 追記↓)
 桐子さん チで、 時計草さん の現地レポレポを読んでいたら、「小美ブーツinスタイルがイケていた。」とのことでしたので、追記してみました。リアル8頭身・郭品超(ディラン・クオ)までブーツin。台湾でナウなスタイルなのか?!
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       カントリー派    VS    シティ派
 あなたはどちらがお好みですか?
 ちょっと牧場の好青年ぽくもある小美。 そしてヅカトップスターの履かれる、トップブーツのような迫力のいでたち・ディランさんでした。
 
 賀軍翔(マイク・ハー:小美)は、ステージ上では、お衣装替えしてきたみたい。 1_76
 
 
 
 
シティ派にいきなり変身
このぶんだと、ディランにも対抗できそう。
 
 
 一呼吸おいたら、いろんなヒトを置いてきぼりにしてしまってました。続・星光大道の明星さんたち。
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『如果・愛』金城武 『詭絲』大S とんぼ帰りしてた彭于晏(エディ・ポン)
 
 スゴイ面々。こうやってみると、金馬獎ってものすごいイベントってあらためて思います。いつか行ってみたいなぁ。
 (組図: 聯合報新浪娯楽
 

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